将来に不安を感じているあなたへ。未来を拓く脳科学思考術5選
あなたは、将来を不安に思ったことはありませんか。そして、「私は悲観的な性格だ」「私は心配性だから」と考えて、落ち込んだことはないでしょうか。
ある調査では、およそ9割の人が『自分はマイナス思考である』と回答したことが報告されています。どうやら、物事をネガティブに捉えてしまうのは、私たち人間の共通のお悩みのようですね。
そこで今回は、将来に対してネガティブなイメージを持ってしまう方に向けた記事をお届け。将来への不安を希望に変え、未来を切り拓くことができる思考術を5つご紹介します。未来への不安を払拭したいなら、ぜひチェックしてみてくださいね。
今の自分にできることを考える
将来に不安を感じてしまうのは、良い未来に進む方法がわからないからかもしれません。
例えば、収入を上げたいとは思っているけれど、何をしたら良いのか分からない。婚活を始めようと思っているものの、どうやってやるのか分からない。こういった状態では、ネガティブな想像ばかり膨らんでしまうのも無理はありません。
そんなときは、今の自分にできることを考えてみるのが良いでしょう。「このまま収入が上がらなかったらどうしよう」と悩む時間を「収入を上げるにはどうしたら良いのか」考えたり、ネットや本で調べたりする時間に置き換えてみてください。未来が見えてきますよ。
不安要素を紙に書き出して採点する
どうしても不安に押しつぶされそうなら、紙とペンを使った不安を解消するワークに挑戦してみてはいかがでしょうか。
やり方は簡単。まず、不安要素を紙に書き出します。そして、数時間から数日後にまたその紙を取り出し、読み返してみましょう。さらに、読んだ内容が「本当に正しい考えなのかどうか」「考えていることが現実に起こりそうかどうか」を採点し、同じページや隣のページに書き足します。
紙に書く・読み返す・自分の考えを採点するの3ステップで、「そんなに悪い状況じゃない」「心配しなくても大丈夫かも」「意外と乗り越えられるのでは?」などとポジティブに考えられるようになるでしょう。
過去の成功体験を思い出す
あなたが将来を心配してしまうのは、自分に自信がないからかもしれませんね。
もし自信や自己信頼感の欠如が原因で不安になっているなら、過去の成功を思い出すようにしてください。例えば、上司に「仕事が丁寧」だと褒められたこと。学生時代に賞を取ったこと。社会人になってから英語が少しできるようになったこと。あるいは、ゲームで高得点を取ったことでも構いません。
過去の成功体験を強く想起することで、未来への不安に立ち向かえるようになるでしょう。
失敗に対する考え方を変える
そもそも、失敗は決して悪いことではありません。もし将来への不安の主な正体が「失敗したらどうしよう」「失敗したら恥をかくかもしれない」という理由なら、失敗に対する考え方を改めたほうが良いかもしれません。
例えば、筆者は「失敗の先に成功がある」「失敗は成功のために必要なデータ収集作業」「成功への過程に失敗がある」と考えています。このように考えることができれば、どんな未来でもポジティブに捉えることができるようになります。また、望んだ未来を手に入れるために新しい挑戦をしやすくなりますよ。
どうしても「失敗は悪いもの」だと考えてしまう場合は、「失敗の先に成功がある」と繰り返し声に出して言ったり、「失敗は成功への過程」と何度も紙に書いたりすると良いですよ。
肯定的な言葉を使う機会を増やす
あなたは普段、自分に対して「私はダメなやつだ」「何やったって無理」「上手くいくわけがない」といったネガティブな言葉を投げかけていませんか。
もし思い当たる節があるなら、その言葉が脳に作用し、ポジティブに考えることができなくなっているのかもしれません。この場合は、意識的に肯定的な言葉を使うようにする必要があります。
普段から他者に対して「ありがとう」「助かる」「嬉しい」と言うのも良いですが、まずは自分に対して「私なら大丈夫」「よくやった」「きっと上手くいくからね」と声に出して言うこと。恥ずかしいかもしれませんが、自分に肯定的な言葉を使うことで脳がポジティブな状態へと変化していきますよ。

